物性班

企画概要

物性という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これはその漢字の表すとおり、物質の性質のことです。世の中には面白い物性が無数に存在しており、人間は物性を利用して様々なものを作ってきました。

物性班は今回、物理工学が研究対象とする数多くの物性のうち、磁性・流体・半導体をテーマに展示を行います。例えば、超伝導体が磁石のレールの上を浮かびながら走る様子を観察したり、圧電素子を踏むことで発電したり、ダイラタンシーと呼ばれる性質を示す液体の上に立ったりできるなど、興味深い物性が体感できる展示を制作しました。その他にも、超伝導体で実際に電気抵抗がゼロになる様子、粘度(ねばりけ)の高い流体(力を加えると自由に形を変えて流れることができる物体)の不思議な振る舞い等、普段身近でない現象も、見て楽しめるように工夫しています。

文章で読むと小難しく感じてしまうような現象も、実際に観察、体験すれば身近で面白くなってくるはず。是非お越しください。

展示紹介

ER流体

電場をかけることにより粘り気が増加する「ER流体」を用いた実験を行います。

Taylor-Couette flow

粘性の高い水飴は、その流れに特別な性質を示します。時を巻き戻したかのように流れが戻っていく不思議な現象をじかに見ることが出来ます。

超伝導体リニア

液体窒素により冷やされた超伝導体が、永久磁石による磁場に固定され、レールを飛び出さずに走り続ける超電導リニアの展示を行っています。

超伝導体の永久電流

超伝導体の「抵抗がゼロである」という性質を用いて、超伝導体に電気が流れつづける様子を観察できます。

強磁性体の相転移

磁石にくっつく「強磁性体」である鉄もある条件でその磁力を失います。その変化「相転移」の様子を実演します。

圧電効果による足踏み発電

力を加えると電荷や電圧が発生する物質「圧電体」を利用し、圧電効果による足踏み発電を体感することが出来ます。

ダイラタンシー

水に片栗粉を溶かしたドロドロした液体は、踏むことで固まり、またもとに戻る「ダイラタンシー」と呼ばれる性質を持ちます。その現象を展示を通して体感してください!

鉄が磁石にくっつくというのは、日常生活で当たり前のことですが、 鉄が「ある状態」のときそんな当たり前のことが起こらなくなることがあるのです。そんな物の性質「物性」の不思議な一面を、物性班ではお見せします。

もっと詳しく

理論冊子

ポスター
ER流体
層流